「世界から学ぶサスティナブルな生き方と仕事」イベントレポート

7月17日に四角大輔さんによる講義が開催されました。テーマは「世界から学ぶサスティナブルな生き方と仕事」。サステイナブル先進国とも言われているニュージーランドを取り上げて開催された、イベントの様子をお伝えいたします。

 

場所の制約なし、好きな人としか仕事をしない働き方


1年の8,9ヶ月をニュージーランドで暮らしている四角大輔さん
レコード会社で15年勤務した後にニュージーランドの魅力にとりつかれて移住スタートして、今年で10周年を迎えるそうです。

レコード会社を辞めてからは「場所の制約をしない。好きな人としか仕事をしない」と決めて、ニュージーランドで半自給自足の生活をされています。リモートワーク、ノマドの言葉がまだ知られていなかった時代、移住初年度に年収が会社勤務時代の1/10になっても、心が満たされていたといいます。

一番の秘訣は、ライフコストを下げること。ご夫婦で10万円あったら不自由なく生活できるそうです。

 

人々を惹きつけるニュージランドの魅力とは

日本の未来のお手本になる国

昨年、発売された書籍「LOVELY GREEN NEW ZEALAND 未来の国を旅するハンドブック」の冒頭で書かれている文章を読むだけでニュージーランドに行きたくなってしまう。そんな、ニュージーランドの魅力ってどういうところにあるのでしょうか?

「日本にとっての未来的ヒントがある。政治、環境、いろんな社会問題に苦しんでいる日本がお手本にできるところが詰まっている。とにかく来てもらわないと良さはわからない!」と、四角さん。

SDGsが日本でも囁かれるようになりましたが、日本ではまだまだサスティナブル(自然環境や社会、人間に優しく持続可能なスタイルのこと)については関心が低いのが現実です。

一方でニュージーランドではサスティナブルな社会に関心を持っている国民が多く、食をはじめとしたオーガニック製品へのこだわり意識が高い、何かと話題のジャシンダ・アーダーン首相が物語っているように、様々な改革に真っ先に先駆者となっています。

女性の選挙権が取得されたのも、同性婚が認められるようになったのも、8時間労働制を始めたのもニュージーランドが一番最初なのです。

本当に、いつも未来を見据えているかのように一歩先を歩んできたニュージーランド。きっとこれからも様々な国のお手本になるようなことを先駆けてチャレンジしていくんだろうな。

 

当事者意識が芽生える人と自然の近さ

また、人と自然の距離が近く触れる機会が多いことも魅力の一つです。
自然に触れることで当事者意識を持つようになり、環境に配慮する考え方になっている国民が多いとのこと。

▲ニュージーランドでは野生動物を間近で見ることができるエコツーリズムが豊富

美しい自然を前にすると、「綺麗な山でおいしい空気を吸いたい」「綺麗な海で泳ぎたい」「美しい景観を残していきたい」単純に、当事者意識が芽生えてきて自然を守りたいという気持ちがあふれてくるんですね。

観光客が増えていくにつれて、現地での環境問題も深刻になっている場所もありますが、完全に触れさせないのではなく、最小限のルールを作って来てもらい当事者になってもらうことが大切だとおっしゃっていました。

いくら雑誌やWEBで自然を守らなきゃいけない、と言葉を並べたって、自分ごとにならないと人の意識は変わりません。

 

これまでに鳥肌が立った経験を思い出して欲しい

「自分ってどんなことがやりたいんだっけ。」「なんのために働いているんだっけ?」そう考える人も多いのではないでしょうか。

四角さんが自然と寄り添う暮らしを今も、そしてこれからもやっていける!と断言した理由には、原体験があります。幼い頃、自分の故郷が環境破壊されていった光景を目の当たりにしたことが四角さんの心を動かすきっかけになったそうです。

皆さんの忘れられない経験、夢中になったこと、鳥肌が立った経験はどんなことですか?それが自分のルーツ、原体験を探る上で大切なこと、そして突き詰めていくと「自分が何のために働くのか」その問いの答えになるだろうと四角さんはおっしゃっていました。

 

ニュージーランドから学ぶ様々なこと

環境のこと以外にもニュージーランドでは、家事、育児ができない男性はどれだけ地位が高くても、非難されるそうです。

日本では育児休暇を取れる男性も少ないし、男性どころか女性が育児休暇を取得できる会社がまだまだ少ないのが現実。これでは少子化が進んでいくばかり!

▲カフェレストラン「Vogel St Kitchen 」ではステンレス製のストローを使用しています

また、日本に原発はあふれていますがニュージーランドには非核法があり原発は1基もなく再生可能エネルギー率が80%、行政のサービスはほとんど電子化など、ここには書ききれないぐらい日本が学ぶべき未来の施策がニュージーランドにはあふれています。

どんどん、一歩先を進んでいるニュージーランド、これからもますます目が離せなくなりそうです。

 

関連書籍はこちら

四角さんの話を聞いてニュージーランドに行きたくなった!興味が湧いた!という方は多いはず。自然はもちろん最先端のオーガニックカフェ、レストラン、心休まる宿泊施設などが満載のこちらのガイドブックは必見です。

LOVELY GREEN NEW ZEALAND 未来の国を旅するガイドブック

私も去年ニュージーランドに心を奪われてしまった1人ですが、冒頭には「そうそう!」とつい頷いてしまうようなことが記載されていて、たくさんの人に知ってほしい!と共感するようなことばかりでした。

また、講義の中で紹介頂いた書籍はこちら。ぜひチェックしてみて下さいね!

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと

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バックパッキング登山入門

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅